もうひとつのズームアップアイテムがこちら。プレサーベイを行っていて気づいたのが、一部のショップスタッフやプレス風、ファッション系の専門学校生といったファッショニスタたちの間で、クチュール感のある素材の黒いワンピースまたはミニワンピース+パンツ(スパッツ)といった比較的シンプルなスタイルだ。
素材はシフォン系やコットンとレーヨンの混紡といった感じの柔らかい素材が多く、デザインは、裾に向かってボリュームがあるふんわりとしたシルエットだったり、2、3通りの着用方法があるようなデザイントップス風のものだったりなどさまざま。花柄やモンド柄のカラフルな装いが増えてきたストリートのトレンドなかにあり、かえって黒一色というのが新鮮に映ったのかもしれない。
ちなみに、雑誌をチェックしてみると、カラフルな海外セレブたちのパーティーシーンでは「黒いドレス」とキャプションされていたので、今回の名称とした。
実際のストリートでは、下にレースアイテムを重ねたり、裾にレースやフリルが施されたパンツやスパッツ、シフォン系のスカーフ、コサージュ、パールのネックレスなど、やや80年代後半のゴシック系のエッセンスが入りつつも、+オンナ靴で上品なスタイルとなっている点が興味深い。
ちなみに、インタビューでは、「ドレスアップしたかった」や「ちょっとキレイめにしたかった」など、セレブとは異なる「きちんと感」に移行する、ストリート系の女の子たちの心理が伺えた。

