109周辺ではカウントできるのでは?というほどボリューム化していたのが今回ひとつめのズームアップアイテム「ジュエルな足下」である。
「ジュエル」とは、スワロフスキーやスパンコール、ビーズといったキラキラしたジュエリーのようなパーツがあしらわれたサンダルやパンプス、スニーカー等を履いていたり、スワロフスキー付きのストッキングやアンクレットやネイルアート、ピンキーリングなどで足下(あしもと)がキラキラしたスタイリングの総称とした。
本アイテムを着用するのはギャル〜コンサバ系〜30代という「V.S.ストリート系」のトライブ。もっとも多かったのは、ピンクやシルバー、ゴールドにメタリック加工されたレザーやフェイクレザー素材のサンダルで、デザインは、ここ数年定番となっていたミュールタイプに代わり、バックストラップタイプが主流になっていた。次いで目立ったのは、スパンコールやターコイズ等の石があしらわれたトングサンダルで、パーツは大きめ。単にエスニックなだけでなく、パーツが繊細でエレガンスなニュアンスのものが増えていた点にも注目したい。
一方、ビルケンシュトックに代表される健康・スポーツ系のサンダルにも今春はラインストーンがあしらわれたものがボリューム化。しかし、着用するのは真のストリート系ではなく、「ストリートやモードを意識したコンサバな層」に支持されていたようだ。
先月、マスのトレンドとして取り上げた「女の子っぽい靴を素足で履くスタイル」は、「カジュアル感」「リラックス感」のアイコンとしての「素足」がポイントだった。しかし、本格的な夏を目の前にして、「キラキラ感」を複数アイテムでストレートに表現するギャル系のボリューム化を後目に、「100%リラックス感」ではなく、ワンポイントのキラキラ感=「ヒネリ感」「エッジ感」をエッセンスとした「スマートカジュアル」が新しいスタイルとして台頭するだろう。
■参考雑誌
・『GINZA』05年7月号
・『NYLON』05年spring

