気が付くと増えている、それが、今回ひとつめのズームアップアイテムである。
3月あたりから、アースカラーの差し色として、また、西海岸系のギャルの夏のアイテムとして、巻きものやバッグ、靴、帽子、スカート、タンクトップ、Tシャツなど、じわじわとイエローのアイテムが増えてきたので今回取り上げることにした。
イエローアイテムの定義は、薄いクリーム色からレモン色、山吹色、黄緑、グリーン、オーシャンブルー、ターコイズまで。アイテムは身につけているものなら何でも可とした。
取り入れ方の違いは、イエローの分量の違いと合わせるアイテム。「ストリート系」には差し色としてのイエロー使いが目立ったが、ギャルはタンクトップやロングカートなど広い面積でイエローを使い、合わせるのも白、と全身ブライトな印象だった。
モノトーンコーディネートが基本の「トーキョーモード系」には蛍光色の黄色い靴(スニーカー)やタイツが人気だった。
コンサバ系は、クリームイエローのカーディガンで黒×白またはベージュ×白の差し色として用いていたようだ。
また、ストリート系男の子〜ハイストリート系では、スニーカーやキャップ、デジタル系の時計といった小物使いのイエローが目立った。
実は、このイエロー系の色=「ディライトフル・ライトカラー」は、既に03年の春には専門家により選定され、同秋冬には日本でも発表になっていた05年春夏のトレンドカラーで、今春は予想通り台頭した点も興味深い。
思えば、アクセサリーや時計等は既にシルバーからゴールドへとシフトしている上、のトーキョーモード系を除き、「アースカラー」のコーディネートが定番化するなど、イエローが流行る土壌は実は整備されていたといえそうだ。イエロー=「光」を感じさせる楽しい色。そんな明るい色が着たい、と人々の気分が移行しているのかもしれない。
定点観測
2005.07.02
#295 | 実施日 : 2005.07.02 | 最高気温 : 29.4 | 最低気温 : 20.7 | 天候 : 曇
295定点観測Zoom-1・解説
■2005年7月2日(土)実施:
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