ひとつめのズームアップアイテムは、既にギャルを中心に幅広い層にまで浸透しているゴールドのアイテム。今さら定義を解説するまでもないので、今春夏の特徴を少しだけ。
新出ゴールドカラーとしては、金糸が混じったゴールドニットや角度によって光彩が異なる表面加工のバッグや靴。星くずのような細かいラメがリッチな印象のこのゴールドのことを、雑誌『BLENDA』では「スターダスト・ゴールド」と呼んでいたが、年齢は異なるものの、ファッショントライブとしては同じ『NIKITA』の読者層であるOver30sヨ40sにもインパクトアイテムとして支持されていた。
パンチの効いた09系ギャル系には、人気ブランド「SLY」のショッピングバッグのようなイエローが強いゴールドが相変わらず支持されているが、今春は、そこに、白っぽい「シャンパンゴールド」やちょっと燻したような「アンバーゴールド(阪急百貨店梅田本店のエントランスのような色)」が加わっていた。「アンバーゴールド」の小物使いは、時計やバッグなどのアイテムで、デルカジ/ストリート系にも支持されていた。
一方、モテ系の間で人気なのは「ピンクゴールド」。白系コーディネートの差し色アイテムとして、ジュエリーをはじめ、バッグやサンダルなどが支持されていた。
また、男の子は、ストリート系とギャル男系がミックスした「ギャルミックスな男の子」の間では、サングラスやベルトのビジューのゴールド使いをはじめ、これまではシルバーが主流だったキーチェーンやネックレス、リングなどのジュエリーもゴールドにシフト。美容師やファッションの専門学校生の間では金髪が急浮上中だった。
定点観測
2006.05.20
#305 | 実施日 : 2006.05.20 | 最高気温 : 28.1 | 最低気温 : 20.0 | 天候 : 晴後一時雨
305定点観測Zoom-1・解説
■2006年5月20日(土)実施:
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