思えば、このところ何度となく取りあげているこのアイテム。ニット帽に限らず、ワークキャップや中折れ帽、ストローハット、ハンチングなど、男の子を中心に、帽子自体が、すっかり小物アイテムのひとつとして位置付けられるようになっている。

そんななか、今秋冬のニット帽は、ネオンカラーのスポーツぽいものや、黒っぽいB系のものに加え、暖色系のミックスニットやキャメル色、素材もカシミアやモヘアなど、ふんわりと柔らかな雰囲気が感じられるのが特徴だ。

なかには、花柄やレース風の編み方だったり、刺繍がほどこされていたりと、どこか懐かしいヨーロッパの田舎町の少女っぽさを感じさせるデザインのものも少なくない。まさに、２年越しのフォークロアブーム。昨年のフリンジ付きのストールやベルトなどに加え、アタマにも小物をプラスする着こなしへと進化したと言えそうだ。