〜台頭する<流行ってるものが好き>というテン年代の志向性
ウエストマークするひらミニスタイルが急浮上したのは今から3年ほど前のこと。以来、一部で流行っては引っ込み、再び浮上しては引っ込みという周期でじわじわと増えている「ハイウエスト」のシルエットがいよいよ今秋冬には一気に増えそう、と思われるなか、2010年9月の今、ワンピースの上などに一枚超短い丈のトップスを重ねて「ハイウエスト風」な着こなしをする人が増えているので、今回注目することにした。
最も多かったのは、ロング丈のワンピース(小花柄が多い)の上にショート丈のTシャツ肩がドロップしていたりと、「フラッシュダンス」なLA風な着こなし が主流。春に人気だったレース素材のものも再浮上しており、ボレロ・ジレに次いで目立った。また、一部のオシャレさんの間では、早くもショート丈のジャ ケットを着用する人も見られた。
「ショート丈トップスを重ねることで、ウエスト部分を華奢に見せたかった」と言うのはマキシ丈ワンピースを着ていた15歳高校生。
他にも、「(肌の露出を控えめにしたく)キャミソールの上に重ねた」や、「ワンピースだけだと人と被るので」という声も聞かれたが、中には、「流行っているから」や「雑誌で見たから真似した」など、インタビュアーのスキル不足から掘り下げて聞けなかったのではなく、<単純に流行に乗りたい>と回答する人が増えているのも、2010(テン)年代のファッションをめぐる特徴ともいえる。
ウエストへの意識回帰はボディコンの前兆?!
また、昨年に比べて、トップスをボトムスにインして着用していたり、ジャストウエストの部分に秋冬増えそうなスカーフをベルト代わりに巻く人も登場。90年代半ば以降、ずっと主流だったローライズから、ジャストウエスト〜ハイウエストと、来るべき「ボディコンスタイル」のシルエットへの前兆ともいえる時期である点にも注目したい。
ちなみに、ショート丈の「トップス」としては、2007年3月に「ショート丈ジャケット」(www.web-across.com/observe/d6eo3n00000211hy.html)として取り上げている。別称「コンパクト・ジャケット」として、ダウン素材やフラノ素材など、極端に裾が広がったAラインのボレロ風の「かわいらしい」シルエットのアウターが急増したのは記憶に新しい。
さらに、今秋冬の本命トレンドとなりそうな「ファー」のアウターは、2004年12月(www.web-across.com/observe/d6eo3n000000r4y2.html)に取り上げていて、2010年へのデザインソースにもなっているのが伺える。
***もうひとつのズームアップアイテム「金髪」については、17日に解説記事をアップします。
ちなみに、ショート丈の「トップス」としては、2007年3月に「ショート丈ジャケット」(www.web-across.com/observe/d6eo3n00000211hy.html)として取り上げている。別称「コンパクト・ジャケット」として、ダウン素材やフラノ素材など、極端に裾が広がったAラインのボレロ風の「かわいらしい」シルエットのアウターが急増したのは記憶に新しい。
さらに、今秋冬の本命トレンドとなりそうな「ファー」のアウターは、2004年12月(www.web-across.com/observe/d6eo3n000000r4y2.html)に取り上げていて、2010年へのデザインソースにもなっているのが伺える。
***もうひとつのズームアップアイテム「金髪」については、17日に解説記事をアップします。