資生堂のスキンケア・メーキャップブランド「d プログラム」が、2012年11月11日〜17日までの期間限定で、ライフスタイルから女性の美を応援するテーマ型シェアハウス「Beautyシェアハウス by d プログラム」を開催した。これは、公募で選ばれた一般女性10名がBeautyシェアハウスに滞在して、セミナーやワークショップを受け、美肌を目指すライフスタイルを体験するというものである。
「d プログラム」は、睡眠不足や食生活の乱れなど生活環境による肌スランプに着目し、不安定な美肌バリア機能を整えて肌のコンディションを改善する低刺激スキンケア・メーキャップブランド。2008年のリニューアル以来、あえてマス広告に頼らないコミュニケーション戦略をとっており、2011年には、タカラトミーとのコラボでWEB×電話を通じてリカちゃんからアドバイスがもらえるインタラクティブコンテンツ「リカちゃん 肌スランプコール」を実施している。
同プロジェクトは、2012年4月、資生堂が中心となってウェブサイト「Beauty & Co.」を開設したことに端を発する。このサイトは、美と健康をテーマとした情報提供と、企業・美容専門家・消費者が三位一体となって情報を交換・集約することを目的としたもので、パナソニックやJTBなど32社がコラボレーション企業として参加している。ちなみに、同サイトのように、特定のテーマに興味関心のある消費者がオンライン/オフラインコミュニティに集まり、消費者と企業、あるいは消費者どうしの双方向型コミュニケーションで情報を収集する方法は、MROC(マーケティングリサーチオンラインコミュニティ)として注目されているマーケティングリサーチの新手法でもある。
「Beauty & Co.」のコラボレーション企業のなかから「d プログラム」と同じ20代〜30代を主なターゲットとする5社が協業して、今回のBeautyシェアハウスが開催された。参加企業は、調理器具の「ル・クルーゼ」(ル・クルーゼ ジャポン)「OLiVO」(カンチェーミ・コーポレーション)、枕「TOKYO NISHIKAWA」(西川産業)、家庭美容器「Panasonic Beauty」(パナソニック)、「Afternoon Tea」(アイシーエル)の5社。