運営元のアソビシステムは、“HARAJUKU CULTURE(原宿カルチャー)”に焦点を当て、原宿の街が生み出すファッション・音楽・ライフスタイルを世界に向けて発信するために、2007年6月に設立。代表は中川悠介さん(31歳)が務める。現在は、マネジメント、イベント、プロモーション事業を展開。2011年7月からは、青文字系人気モデルやアーティスト、アイドルが出演するファッションショーと音楽ライブを融合したイベント「HARAJUKU KAWAii!!!!」を全国で開催している。
運営元のアソビシステムは、“HARAJUKU CULTURE(原宿カルチャー)”に焦点を当て、原宿の街が生み出すファッション・音楽・ライフスタイルを世界に向けて発信するために、2007年6月に設立。代表は中川悠介さん(31歳)が務める。現在は、マネジメント、イベント、プロモーション事業を展開。2011年7月からは、青文字系人気モデルやアーティスト、アイドルが出演するファッションショーと音楽ライブを融合したイベント「HARAJUKU KAWAii!!!!」を全国で開催している。
まいこさんは4歳からバレエや器械体操を始め、中学生の頃からストリートダンスに転向。20歳からダンス・インストラクターとして指導をするほか、バックダンサーやダンスチームでの活動を行ってきた。様々なアーティストのPVやライブツアーを務め、2012年からはきゃりー担当の振り付け師として活躍している。
2012年8月に行われた、きゃりーと一緒に踊るキッズダンサー「きゃりーキッズ」のオーディションでは、まいこさんが審査員及び振り付け指導を担当。8〜14歳までの男女約20名が審査に合格した。ここからパフォーマンスユニット「TEMPURA KIDZ(テンプラキッズ)」においては、2013年3月にデビューが決まっており、まいこさんはダンスの監修を務めている。
ダンススタジオの広さは33坪で、子どもなら40人程度を収容できる広さだ。また、ボイストレーニングやDJ練習ができる機材も揃えていることも、アーティストマネジメント会社ならではの特徴だろう。営業時間内全てをレッスンでは埋めず、自社モデルの宣材写真の撮影や、同が企画・運営する「HARAJUKU KAWAii!! TV(ハラジュクカワイイTV)」の番組収録もここで行っている。
「スクール設立については、2012年初旬から代表の中川が構想していました。生徒はきゃりーキッズになれる可能性も広がりますし、このスクールからアーティストを生んでいくという目的もあります」(アソビシステム広報/東 菜美子さん)
レッスン内容は、オリジナルJAZZ HIP HOPをはじめ、バレエ基礎、シェイプアップ(ピラティス)、JAZZ、POP、トレーニングクラスと幅広い。金額は入会金1万500円、1レッスン(90分)2,100円。月謝ではなくチケット制で、広島や愛知などの地方から長期の休暇を使ってレッスンを受けに上京するケースもあるという。
生徒は小学2年生〜中学1年生までが大半で、ダンスを将来の仕事にしたいという動機から受講するケースが多いという。クラスによっては高校生・20代の男性や30代の女性もいるそうだ。
「ダンススタジオが増えているのは、授業の必修化が大きな理由だと思います。いい面も悪い面もあるとは思いますが、これからはダンスは習い事として一般的になっていくと思います」(まいこさん)。
2012年度から中学校でのダンスの授業が必修化され、その動きを追うように、渋谷・原宿界隈にはダンススクールが急増している。2012年7月に新大久保に、KARA振付師が講師を務めるK-POP専門のダンススクール「YAMA & HOTCHICKS(ヤマアンドホットチックス)」、同年11月には渋谷区宇田川町と松濤にDA☆dance academy(ディーエーダンスアカデミー)が開校している。
スクールが多様化することで目指すゴールに応じてスクールを選べるようになる。多彩なダンスに日常的に触れられる現代において、必修化が追い風になり、今後さらにキッズダンス市場は過熱しそうだ。
コンセプトは「MAKE YOURSELF AT HOME」。まるで我が家のような落ち着いた空間を提供することを目指している。
木を基調とした約30坪の店内に、ネイル4席、アイラッシュ用3席、ネイルとアイラッシュの施術を同時に受けることができるシートが4席設置されている。
フレンチ、グラデーションなど、シンプルでコンサバなデザインが主流のネイル市場だが、同店はベーシックなものに加えて、いわゆる青文字系のファッションにマッチするファッショナブルなネイルアートも提供しているのが特徴である。例えば短い爪に適したネオンカラーのネイルやパターン、グラフィティ、アニメのキャラクターをモチーフにした3Dネイルなど、他店にはないカラーやデザインを提案。珍しいまつ毛用のカラーエクステンションも扱っている。
10代〜40代までの幅広い客層をターゲットとしているが、メインの客層は20代前半の社会人女性。アソビシステム所属のモデル・タレントのネイルやアイラッシュを同店が手がけることも多く、彼女たちのブログやSNSを見て来店するケースが多いという。
今後はネイルポリッシュや洗顔料などオリジナルコスメの展開を予定しており、さらに読者モデルとのコラボレーション企画など、同社のプラットフォームを活かした展開も計画しているそうだ。
「ブームを作るよりカルチャーを作る。今の時代に発信すべきアソビをもっと」をテーマに、原宿系カルチャーに焦点を絞り様々な展開をしてきたアソビシステム。今回の事業拡大はストリートスナップ/読者モデルブームを経て「原宿カワイイ」テイストが一般に浸透している一例と言えるだろう。
取材・文:緒方麻希子+ACROSS編集部