タワーレコードといえば、手描きのポップや手作りパネル!リニューアル後はレコメンド・ポップにさらに注力しており、書き手の情熱が伝わってくる力作ばかり。
CD/DVDの什器を一新することにより在庫枚数を10万枚増やし80万枚に強化。
約65万曲をフルバージョンで聴くことができるデジタル試聴機を約70台導入した。
ジャズはウッド調、J-POPはイエロー、ROCKは黒...というようにフロアによってテーマカラーが異なる。
以前「STAGE ONE」としてイベントなどを行っていた地下1階は、ステージの位置を変えて柱が邪魔にならないようにし、バーカウンターを設けた本格的なライブスペース「CUTUP STUDIO(カットアップスタジオ)」として生まれ変わった。収容人数も増加し、ほぼ毎日音楽ライブやイベントなどが行われる。さらに、ライブなどをYouTubeやUSTREAMなどのソーシャルメディアでストリーミングできるよう設備を整え、インストアイベントやオリジナル番組などをより積極的に配信し始めている。
「ストリーミング配信をより積極的にやり始めた理由のひとつは、家にいても『渋谷のタワレコって楽しそう!』と思って頂きたかったから。自宅で楽しんでいただいて、来店動機につながれば」(勝原さん)。また、8階はオフィススペースを縮小して、50坪の催事スペース「Spece HACHIKAI(スペースハチカイ)」を新設。アーティストの写真展やトークイベントを行うイベントスペースとして活用している。
1階の「NEW RELEASE & RECOMMENDS(ニューリリース&レコメンド)」コーナーは、ニューリリースを集積し、音楽や映像の今が網羅できる売り場を目指した。入口を3カ所に増やし、さらに什器の高さは150cmと低めに設定して店内を見渡せるよう工夫。また、エントランスに大型モニターを2台設置し、ニューリリースの情報や店内で行われているイベントを映し道行くへ情報発信できるようにした。また2階には、新たに「TOWER RECORDS CAFE(タワーレコードカフェ)」と「TOWER BOOKS(タワーブックス)」を併設した空間に刷新。カフェは「溜り場」をコンセプトに、古材を多用した落ち着きのある内装が特徴。隣接の「TOWER BOOKS」の書籍や雑誌はカフェへの持ち込みが可能で、ブックカフェとして生まれ変わった。カフェでテイクアウトしたドリンクは各フロアへ持ち込みができる。
3階〜7階は、Jポップ、ロック、ワールドミュージック、クラシックなどジャンルごとに各フロアを構成。7階のクラシックフロアは内装も什器も落ち着いた木目調で、床をじゅうたん貼にすることで上質感を演出した。また、5階のロックフロアは、黒い内装でシャープな印象にまとめるなど、音楽のジャンルに合わせてフロアごとに雰囲気を変えている。