2018年春夏の新作を発表するAmazon Fashion Week Tokyoが、10月16日(月)に開幕し、今日19日(木曜日)で4日めとなった。
アマゾンジャパン合同会社(Amazon Japan)がメインスポンサーになってから3回目となる今回のファッションウィーク。オフィシャルには6日間の会期中に国内外の55ブランド(うち、初参加は21ブランド)、海外より9ブランドが、渋谷ヒカリエと表参道ヒルズをメイン会場にショー及びインスタレーション形式で新作を発表する。
今回いちばんのニュースは、同社が主宰するスペシャルプログラム、“AT TOKYO”で、元「Number(N)ine(ナンバーナイン)」を立ち上げた宮下貴裕さんによるブランド、「TAKAHIROMIYASHITATheSoloIst.」をはじめ、現在ロンドンでコレクションを展開するTOGA(トーガ)、そして、UNDERCOVER(アンダーカバー)とsacai(サカイ)が合同によるショーを披露するなど、豪華なラインナップが実現したことだろう。70年代前半生まれより前の世代だったら誰もが体感している、ファッション&カルチャーがアツかった90年代の“TOKYO (STREET) FASHION”をつくったブランドたちの今のクリエーションが東京で披露されるということで、若い世代だけでなく、ベテランのファッション業界人も足を運び、前回よりも確実に盛り上がっているようだ。
また、東京ファッションウィークの特徴のひとつともいわれている“若手のデザイナーの発表の機会“としての役割も健在。3年前に“TOKYO NEW AGE”*1としてデビューしたAKIKO AOKIやKEISUKEYOSHIDA、RYOTAMURAKAMIがぐんと成長した姿を披露。他にも、YOHEI OHNOやロンドンで行われたH&M DESIGN AWARD 2017のセミファイナリストに進出されたPERMINUTE(デザイナーは半澤慶樹さん)など、ベテラン勢と新しい世代が同居する、他の都市で開催されているファッションウィークにはない、ドラマが盛りだくさんのシーズンともいえそうだ。
*1:KOTOHA YOKOZAWAはオフスケジュールで開催される渋谷パルコの建設現場でショーを披露する予定。また、SOSHI OTSUKIは、2016年に若手支援コンペティションLVMHプライズ2016のショートリストに日本人最年少で選出され、2017年秋冬コレクションよりパリにて展示会を行っている。
ほかにも、公式ウェブサイトがリニューアルしていたり“AT TOKYO”のページも充実! アマゾンの強みであるオンラインによる“AT TOKYO”限定の商品の販売や、インタビュー記事、それらとの様々な商品のレコメンデーションのリンケージもなかなか良く、筆者もつい関連する本や直接は関係ないものまでポチっとしてしまった。
また、これまでの“TOKYO FASHION AWARD”に加え、パリでの展示会に加えて、パリでファッションショー形式の発表をもサポートする“FASHION PRIZE OF TOKYO”という東京都/繊維ファッション産業協議会による若手支援の枠がもうひとつ加わるなど、新しい試みが加わり、変化のシーズンとなりそうだ。
ということで、今回もACROSSでは、ショーの様子と来場者のスナップをinstagram(@web_across)などで公開しているが、こちらでも「不定点観測@Amazon Fashion Week Tokyo 2018SS」として、2回に分けて紹介したい。
なお、今回海外から招聘されたデンマークのブランドHENRIK VIBSKOV(ヘンリック ヴィブスコフ)には単独インタビューを行ったので、後日本サイトで公開する予定だ。
また、これまでの“TOKYO FASHION AWARD”に加え、パリでの展示会に加えて、パリでファッションショー形式の発表をもサポートする“FASHION PRIZE OF TOKYO”という東京都/繊維ファッション産業協議会による若手支援の枠がもうひとつ加わるなど、新しい試みが加わり、変化のシーズンとなりそうだ。
ということで、今回もACROSSでは、ショーの様子と来場者のスナップをinstagram(@web_across)などで公開しているが、こちらでも「不定点観測@Amazon Fashion Week Tokyo 2018SS」として、2回に分けて紹介したい。
なお、今回海外から招聘されたデンマークのブランドHENRIK VIBSKOV(ヘンリック ヴィブスコフ)には単独インタビューを行ったので、後日本サイトで公開する予定だ。