予報よりも最高気温が1度下がって7度となったものの、夕方〜夜からの傘マークが消え、「よーし!」と思っていたら、朝10時半ごろ、東京都心部でほんの少しだけ初雪が観測され、“いよいよ冬到来”のムードとなった2019年1月12日。第457回「定点観測」を実施した。
予報よりも最高気温が1度下がって7度となったものの、夕方〜夜からの傘マークが消え、「よーし!」と思っていたら、朝10時半ごろ、東京都心部でほんの少しだけ初雪が観測され、“いよいよ冬到来”のムードとなった2019年1月12日。第457回「定点観測」を実施した。
昨年末より前倒しでセールを行なう商業施設も増え、いま現在も店頭では“40%OFF”などマークダウンが目立つなか、今季はどこも売上の数字が良くない、、という声を多く聞く。
いつもだと秋冬の立ち上がりに台頭するアウターが年を越えるとひと段落し、セール期になって、もう一着別のアウターを追加購入する、というムードになるのだが、さて、今シーズンはいかに? と、渋谷〜原宿〜新宿〜丸の内など、前日までプレサーベイを実施した。
前者(シーズン立ち上がり)のアウターはここ数年継続して人気のモフモフ〜ボア系のものが人気で、後者〜来年に向けて増えそうなのは、機能性やアクティブ感、快活さなどを重視したダウンジャケットだった。なかでも、今シーズンは丈がショートでMA-1のような丸みのあるものが若い層を中心に人気で、イエローやレッド、ホワイトなど、明るくカラフルなものが一部で流行。店頭でも目立っているので、今回のメインテーマとした。
「定点観測」を振り返ると、昨年「ノースフェイス(のダウン)」というのを取り上げ、Supremeとのコラボが急浮上していたが、その後は折からのレイヤード人気からか、久しぶりにダウンベストを着用していた人も目立った。
もちろん、すっかり一般化したライナー/インナーとしてのダウンジャケットや、大人の女性のベージュ系のワンピースのようなロング丈のものなど、ダウンが“防寒着”として定着しているようすも伺えたが、今回注目したいのは、“ショート丈のダウンジャケット”だ。
色は案外黒が多く、写真のように、肩抜き系のスタイリングで生足をスッと出した快活なスタイリングをする若者もチラホラ。つまり、スポーツブランドからのファッションアイテムへのアプローチと、ファッションからのスポーツアイテムへのアプローチの“ちょうどいいファッション感”が、今月のカウントアイテムのポイントといえよう。
色は案外黒が多く、写真のように、肩抜き系のスタイリングで生足をスッと出した快活なスタイリングをする若者もチラホラ。つまり、スポーツブランドからのファッションアイテムへのアプローチと、ファッションからのスポーツアイテムへのアプローチの“ちょうどいいファッション感”が、今月のカウントアイテムのポイントといえよう。
詳細は今週金曜日に公開する速報をお楽しみに。
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●ズームアップアイテム①:フライト・キャップ/耳あてつき帽子
1つ目のズームアップアイテムはこちら。
実は素材としてのファー、モフモフが人気という意味では昨年もチラホラ見かけ、写真のように何名もインタビューさせて頂いていたが、今冬はさらに増加。“ちょい足し感覚”で帽子類を着用する人が目立つのでテーマとした。
なかでも耳あて付きのフライトキャップが急浮上中。他にも、イヤマフや大きめのヘッドホン、フーディを被ったスタイルなど、“ストリートっぽさ”を演出しつつ、機能としての保温を手に入れる、遊び心あるアイテムやスタイリングを好む“あたま周りのスタイリング”に注目した。
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●ズームアップアイテム②:ポイント・ブロックカラー/インナーカラーヘア
2つ目のズームアップアイテムも結果的に“ヘッドまわり“のテーマに。
全体的にお正月休みの影響か、または装いが黒っぽく重たいからか、街を観察すると、全体的にヘアカラーが明るめになっている印象を受けた。なかでも、全部を明るくするのではなく、ブロック状または裾だけ、内側だけなど、部分的に色を差してワンポイント、アクセントにするスタイルが浸透。おしゃれへの関心の高そうな人が多いので、今回のテーマとした。
対象は男女。合わせてどこのヘアサロンに行っているのか、きっかけは何だったのか、誰の影響なのかなども尋ねているので、25日未明に公開予定のインタビューお楽しみに。
[文責:高野公三子]