あっという間に今年ももう3月。毎年このシーズンは、卒業&就職、入学、転勤など、ライフステージが変わる人も少なくなく、ストリートには“新しい東京人”がストリートに増え、広義のトレンドにも変化がある時期でもある。
そんななか、昨日までのプレサーベイを経て、「女性のショートブーツ・ルック」をメインのトレンド(カウントアイテム)として注目することにした。
「ショートブーツ」というと、アイテム的にはとっても“今さら感”があるが、ここでのポイントは、ビッグシルエット/ロング丈のアウターが主流の重ためのトレンドに対して、季節の代わり目の2〜3月、足元にヌケ感、軽さがあるシルエット/スタイリングへと変化しつつあること。
たとえば、いちばん上の写真のように、ややクロップトのパンツ(デニムのカットオフが増えている)にサイドゴアブーツでヌケ感を演出していたり、真ん中のチェックのパンツの女性のように、テーパードしたパンツのシルエットの延長として、スニーカーではなくレザーブーツを合わしてシャープにしたり。
また、足首見せ≒肌見せでヌケ感を出したり、ティーンズに多い思いっきり足を出して足元にボリュームを持ってきてアニメっぽいシルエットにするなど、いろんなバランス感の調整ポイントになっているようだ。
ちなみに、過去の定点観測を振り返ってみると、00年代以降は、2007年1月に「女性ショートブーツ」、2008年9月に「女性ブーツ、うちショートブーツ」、2009年11月に「男性足首見せ」、2010年12月には、「女性ショートブーツ、うち、ブーティ」、2013年2月に「女性黒足(ここでは黒タイツにブーツという組み合わせも)」など何回か取り上げているが、テン年代に入ってからは久しぶり。
これは、おそらく、テン年代の人びとの足元が、デザインや機能などが多様になった/またはレトロ回帰も含め、スニーカーが主流となっていたのかという気づきにも。
ということで、渋谷、原宿、新宿各地点の「女性のショートブーツ・ルック」のようす=速報は8日(金)未明に公開するので、お楽しみに。