よしもとばななも絶賛!
大海赫原作=松井周演出「ビビを見た!」の衣装に注目!
レポート
2019.07.04
カルチャー|CULTURE

よしもとばななも絶賛!
大海赫原作=松井周演出「ビビを見た!」の衣装に注目!

*来日クリエーター・インタビュー

デザイナー濱田明日香/THERIACA(テリアカ)

「ビビを見た!」の舞台衣装に注目!

不定期企画「来日クリエーター・インタビュー」。今回は、よしもとばななさんも絶賛の松井周演出による演劇『ビビを見た!』(7月4日より神奈川芸術劇場KAATにて上演中)の舞台衣装を初めて手がけた、独ベルリン在住のデザイナー、濱田明日香さんにフォーカスをあて、同作品を軸に気鋭の演出家として注目されている松井周さんにもインタビューさせて頂いた。インタビュアーは、編集者の西谷真理子さん。

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KAAT神奈川芸術劇場内に設けられた衣装製作部屋。ベルリンから持ってきた布地を俳優さんの雰囲気や動き、部隊での演出などに合わせて細かく手を入れ“衣装“になっていく。
KAAT神奈川芸術劇場は、演劇好きにはたまらない魅力的なプログラムが注目される劇場だ。

2019年度のきらめくラインナップの中で、ファッションメディアが注目したいのが、7月4日(木)から上演される松井周演出の演劇作品「ビビを見た!」原作は、大海赫(おおうみ・あかし)の同名の絵本で、目の見えない少年ホタルが、7時間だけ視力を与えられ、その代わりに地球上の目が見えていた人々はすべて目が見えなくなり、パニックが起こる、、、というストーリー。

演出家の松井周は、子ども時代から愛読していた大海赫作品を演出するにあたり、「僕のルーツでもある大海さんの世界観を伝えたいというミッションで動いています。ブラックユーモアは強烈で、暴力的な部分と、ある意味神々しい部分と、人間の滑稽な部分とを常にテーマにして、世界を作っているのです。今回僕は、自分の色を出すより、なるべく大海さんの哲学が僕のフィルターを通して展開されるように作りたい」と語っている。

この衣装デザイナーとして抜擢されたのが、ベルリンを拠点に「THERIACA(テリアカ)」を運営するファッションデザイナーの濱田明日香だったことはうれしい驚きであった。
 
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「ビビを見た!」のチラシ。写真は大森克己さん、デザインは服部一成さん。

BLESS(ブレス)のパタンナーも手がけつつ、 自身のブランドも等身大で展開中。


知る人ぞ知る「テリアカ」は、2014年に濱田がLCF(ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション)在学中に立ち上げ、卒業後ベルリンに移住して育ててきた小さなブランドである。

濱田は年に1度帰国して東京と関西で展示会を開く。原型を使わない、幾何学的な造形に特徴のあるユニークで躍動感あるデザインは、SNSなどで少しずつ知れ渡り、2018年夏には、島根県立石見美術館で、個展とワークショップが開催された。

その島根県益田市での展覧会を見ていたのが、KAAT神奈川芸術劇場のプロデューサーの小沼知子である。美術館と同じ施設内のいわみ芸術劇場での、キッズプログラム「不思議の国のアリス」の巡回公演に随行して、たまたま目にしたテリアカの展示に新鮮な驚きを感じた小沼は、記憶を大事に持ち帰った。そして翌年のKAAT神奈川芸術劇場のプロデュース公演「ビビを見た!」が決まると、早速、濱田明日香の起用を提案し、濱田の招聘と滞在制作を決めたのだった。


このプロデューサーの大胆な行動力が吉と出るか、凶と出るかは、まだわからないけれど、これまで舞台衣装など手がけたことのない濱田明日香にとっても新しい挑戦であることは間違いない。彼女の口から、このチャレンジを語ってもらうことにしよう。

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2018年7月から9月まで島根県立石見美術館で開催された展覧会「THERIACA 服のかたち/体のかたち」展 が2019年6月7日〜23日までデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)に巡回した時のフライヤー。これも服部一成さんのデザイン。

きっかけは、石見美術館とKIITO神戸で開催された
「THERIACA 服のかたち/体のかたち」展。


——「ビビを見た!」の衣装デザインの話が来たとき、何を考えましたか?

濱田:ベルリンでは、実験的なダンスなどを時々見ますが、演劇はドイツ語だし、あまり見たことがなかったのです。ダンスだと、私の服を使って、動いた時のおもしろさを伝えると思うと、いつもの制作活動とあまり変わらないのですが、お芝居となると、ちがいますよね。お芝居ってトータルバランスじゃないですか。私だけが主張しても多分まとまらないし、役者が無理やり着せられているみたいになってもまた違うのかな、とも思うし。逆に、どう期待に応えられるかという意味で、とてもおもしろそうなので、お引き受けしました。でも、来てみると、好き勝手に作るのとは全く違い、初めてのことばかりです。そこが大変でもありますが、おもしろいです。舞台美術の人たちと意見を出し合ったりとか。
 
——今回の話が決まって、テリアカ展の時と同じ服部一成さんデザインのフライヤーを早い時期に作りましたよね?どんなふうなプロセスでここまで来たんでしょう?

濱田:舞台衣装のイメージはまだほとんど何も決まってない状態でフライヤーを作ることになったのですが、デザイナーの服部さんには、ある程度のイメージがあって、ラフ画もすでに出てきていて、ビビの丸いシルエットと、ホタルの四角いTシャツを色面構成みたいにしたいという服部さんの意向に沿うような形で服を用意して、2月に撮影のために一度帰国しました。この時は、役者さんに会えるチャンスだったので、役のアウトラインを取ったような服を用意して、着用しての確認作業をやりました。普段は、服を作ってそれに合うモデルさんを見つければいいのですが、今回は、逆に着る人に合わせて服を修正しなければいけないわけです。なので、会えてよかったです。

——服部さんを指名したのは濱田さんですか?

濱田:いえ、それも小沼さんです。石見美術館の展覧会のフライヤーやカタログ、KIITOでのフライヤーなどがよかったからということで、(写真家の)大森克己さんとのタッグでまたお願いすることになりました。

 
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濱田さんが着用しているブラックのトップスは、今回のスペシャルプロダクト。ギョロッとした眼は「ビビを見た!」の絵本から。

ポイントはパーツ。 役柄の記号になるよう、サイズ感や素材などを考えてデザインしました。


——それもよかったですね。でも、実際の衣装はこのフライヤーで俳優たちが着用しているものとは全く違うのでしょうか。

濱田: 違いますね。シルエットは似ていますが。今私がやっているのは、キャラクターをどう服で表現するかという作業なんです。基本は、普通の服だけどキャラクターが出るポイントを作るということをやってます。主役のホタルビビというのは、キャラクターがあるんですね。でも、主役の二人以外は、象徴的なアイコンなので、こういう人いるよねという化身みたいなものを作ろうかなと思っています。それから、アンサンブルと呼ばれる、何にでもなれる群衆の6人みたいなのが出てくるんですが、その人たちは役柄がシーンに合わせて変わっていくので、役の象徴的な何かを身に着けることで、役を認識してもらえるように持って行こうかなと思っています。

——その記号性を表現するものはなんですか?
 
濱田パーツにしました。男の人だったら、シャツ衿と袖があれば、あ、この人男の人なんだ、みたいな。女の人だったらエプロンつけただけで、この人お母さん?というような。膨らんだ袖をつけたら女の人だ、みたいな象徴的なパーツを、ベースのタイツの上につけることを考えています。

——身体と洋服のサイズ感などはどんなふうに考えていますか?

濱田:最初は、もっともっと誇張してキャラクターを描くことを考えていました、引きずるくらい大きなサイズの服とか。でもやっぱりお話があって、動かなきゃいけない時に、スムーズに動けないと危険だというフィジカルな問題もあり、そぎ落としてシンプルにしていった部分もあります。

まだ全体的に途中段階ですので、稽古を見ながら変わっていく部分もあり、舞台美術の方ともアイディアを出し合ってやっていて、衣装だけでなく、布でカバーできる美術の部分も、作ることになるかもしれません。まだ全貌はちょっと見えない、という感じです。

——素材はどんなものを使っていらっしゃいますか?

濱田:素材は、そこそこハリのある、要はシルエットが保てる素材を使っています。コットンでも、張りのあるキャンバス地とか、ツイルとか、警察官の衣装などは角ばらせるためにボンディングで張りの出る素材を使うとか。生地は、ベルリンで買ってきました。こっちに来て生地を選んでいる時間があるかどうかもわからなかったので。布は多めに持ってきました。

——すべて初めての経験ですものね。

濱田:そうなんです。スーツケース二つ、ほぼ布、みたいな。無駄だな、と思いながら(笑)。

——無地が中心ですか?

濱田: あ、そうですね。背景が黒、グレーのモノトーンなので、その中に色がパーンと入ってくるようなイメージですね。だから、無地だけど鮮やかな色を使って。
 
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「演劇の人たちは自由。“部屋“いう感じのスケッチだったのが、どんどん抽象的に変化していくのがファッションとは違ってとっても面白い」と話す濱田さん。

「着る」っていう行為が、
服の、ファッションの面白いポイントだと思います。


——ライティングもフランス人のヨアン・ティヴォリYoann Tivoliさんが来日して担当するそうですね。

濱田:ライティングは、専門外なのですが、ここに視察に来た時に、ちょうどある舞台の初日があって、見せてもらいました。ライティングで空間を区切るというのが、舞台ならではだなあ、と思いました。一方、その時に、「ビビを見た!」を上演する劇場にも連れて行ってもらって、石見美術館で展示した作品を何点かもってきて、置いてみたり、着てもらったりしたんですが、ああ、衣装ってすっごいちっちゃいなあ、と思いましたね。舞台の空間に対してね。舞台美術も入ってくるから衣装だけで持たせる必要はないんだろうけど、想像つかないなあと思ったら、その日見せてもらった公演で、照明で空間を区切っていくことがわかり、衣装だけでなんとかしなくてはいけないわけではないとわかったり。

色も見え方も変わるし、空間も変わるし、ライティングはちょっと未知ですね。ヨアン・ティヴォリさんのサイトを見たら、すごいおもしろい実験的な舞台をやっている人でした。

——そして舞台美術はベテランの杉山至さんですね。


濱田:すごく柔軟な方です。こうじゃなくちゃダメ、というのがなくて、これならこうしたら、とアイディアがどんどん出てくるんです。最初、空間は具体的で、部屋のシーンからスタートするのですが、「部屋」という感じのスケッチだったのが、どんどん抽象的に変わってきて、それも勉強になりましたね、おもしろいなあ、と。

舞台の人たちはやっぱり動きを中心に考えるのが新鮮でした。自分と違った点というか。例えば、人は何か、抗えないもの、敵みたいなのが来た時に、右往左往するんだけど、じゃあ、本当にパニックになった時に、人は右往左往するのか、みたいな問いを立てて考えていくんです。

すごく重い服にして、その重みを引きずりながら芝居をするという意見も出ました。

 
——そういうリクエストは制作のプロセスで出てきたのですか?

濱田:最初は全くストーリーも無視して、私の展覧会図録とかを見ながら、私と一緒にできること、みたいな形でアイディアを出したりしました。ストーリーとか、キャラクターとか、動きとかが出てくると、実現できないことが見えてきますよね。でも、最初のブレストみたいな段階では、こういう服もありなんじゃないか、と話の中で出てきたりしました。


——演劇の人たちは、ふだんはあんまりファッションデザインの現場とは接点がないかもしれません。既製服から探したり、衣装デザイナーが作ることもありますが、今回のようにファッションデザナーと一緒に作り上げていくようなケースは、珍しいと思います。


濱田
:そうですね。私が作るのはザ・衣装ではないので、テストピースをラックにかけた状態で説明をしていく段階ではピンと来ていない感じもありましたが、実際に役者さんが身につけてみると、可愛かったりして、着てみての可愛さというものを、そこで感じてにらえたびでは、と思います。

——そういう反応はうれしいですね。服にはそういうところがありますよね。着てみて初めて見えることは必ずありますね。


濱田
:そうですね。着るっていう行為は、服のおもしろいポイントですよね。この前、服作りのワークショップをやった時も、あとで子どもたちと一緒にショーをやったんですが、子どもたちはもう脱がないんですよ。脱がないで走り回って。ああ、服ってただの布じゃないんだ!と思いました。

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お話もですが、最初はこの絵にヤラれました(濱田さん)。絵本「ビビを見た!」の作家の大海赫さんは1931年、東京・新橋生まれ。早稲田大学大学院仏文研究科修了後、長らく学習塾を経営していたが、のちに童話制作に専念。多摩センターで「リサイクルショップ魔女」をオープン。茨城県に転居後は、同店の運営は他の人に任せているそう。

大海赫(おおうみ・あかし)さんのシュールな世界観が、
松井さんの演出でとってもアーティスティックな仕上がりに。


——でも、今回の経験は、思ったよりも大変だったのでは?

濱田:やったことがない、というのが一番大変でした。作業量としては大丈夫なんですけど、こうかな、どうかなという考える時間、これでいいのかなと不安のなかでやっているところが、大変だったかもしれません。肉体的というよりも、精神的に。

——ふだん、テリアカのデザインを考えることとは。

濱田:全然違いますね。

——でも、違う部分を刺激されたのでは?

濱田:そうですね。それはあると思います。まだ見えてない部分もありますが、本読みだけでも、ああ、この役者さん、こういう声の出し方するんだ。思ってたキャラクターと違った、とか。私も台本を事前に読んで、大体は想像してるんだけど、あ、やっぱり違う、みたいな。こういう風にくるくる回るんだったら、動く衣装の方がきれいかもしれない、とか。見ながら変わっていくことは、新しい体験でした。

——でも、初体験としてはすごくいい作品でしたね。

濱田:本当ですよね。ありがたいですね。スタッフもとてもいいし。こういうものを用意してください、という言われ方ではなく、すごく最初の段階からミーティングに参加させていただき、舞台美術と衣装の境目がなくアイデアを出し合うことから始めさせていただけたことが、とてもありがたかったですね。

——最後に、この「ビビを見た!」という作品についての個人的な感想を聞かせてください。

濱田めっちゃシュールな話だなあ、と思いました。作者の大海赫(おおうみ・あかし)さんのことは全然知らずに、プロデューサーの小沼さんが絵本のコピーを大阪の展示会まで持って来てくださったのです。読ませてもらって、おもしろそうだな、と思いましたね。問いかけていることは、万人に響くことだと思いましたし、目はついているけど、真実は見えているのか、という問いかけだと思うんですけど、そういう意味ではいろんな解釈の仕方があって、おもしろいなと。

絵本と聞いた時は、子どもシアターみたいになるのかなと思っていたんですけど、全然違いました。とてもアーティスティックで、贅沢な作り方だなと思って見ています。ミーティングでも、アイディアが出るたびに、感心しながら聞いています。

——いろいろなお話を聞いていると、すでに濱田さんの作る服の世界をある程度知っている私たちから見ても、予想を裏切るものになっているのかもしれませんね。THERIACAとは違うんでしょうね。

濱田:違うかもしれませんね。まあ、私風に料理はされていると思いますが。

——本番が楽しみです。






濱田明日香/Hamada Asuka
兵庫県生まれ。京都市立芸術大学テキスタイル科卒業。アパレル企業勤務を経て、イギリスのロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(LCF)に留学。在学中に個人ブランド<テリアカ(THERIACA)>を立ち上げ、原型に頼らない独自のパターンメーキングの実験を始める。卒業後は日本に戻らず、ドイツ・ベルリンに移住。BLESS(ブレス)ANNTIAN(アンティアン)などのコンセプチュアルな作風のブランドで働きつつ、個人の制作活動を続け、年に1度は帰国して展示会を開催、少しずつファンを増やす。並行して、自主企画の手芸図書もすでに4冊刊行。長崎県美術館でのワークショップ(2017)、島根県立石見美術館での「服のかたち/体のかたち」(2018)、同展の神戸市KIITOへの巡回展(2019)などの他、2019年、KAAT神奈川県立芸術劇場の松井周演出の「ビビを見た!」で初めての舞台衣装を手がける。

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実は学生時代(90s)に『ACROSS』をよく読んでくださっていた、という演出家で俳優の松井周さん。ルールに縛られてなんとなくキュウクツな最近の時代のムードを、恐怖にユーモアを重ねる大海赫さんの独特の世界観でイメージの転換をしてくれたら、と話す。
さらに、今回は、演出家の松井周さんにも濱田明日香さんの衣装についてなど伺った。
 

松井今回は世界が、僕の世界というよりは、絵本の異次元の世界なので、そこに、僕もゼロから挑むし、濱田さんもゼロからそこに飛び込む、という形で挑戦してくれるというのがおもしろいんじゃないかなと思います。彼女の作っているものは、なんか直感で、この世界と合うんじゃないかと思ったんですよね。これは直感としか言いようがないんですけど。

例えば、展覧会で見せた服の発想源にしても、ゴミ袋だったり、テーブルクロスだったり、ものと人が関わるような感じで作るという。その感覚。人にフォーカスするだけじゃなくて、人も、そこにあるものも、何かくっつく。くっついてたまたま服になっている。たまたまテーブルクロスだったり。その何か、偶然結びついているかのような、そういう自由さというか、人にフォーカスあんまりしていない感じというのかな。

僕も演劇作るときに、あんまり人間を描きたい、みたいに思ってなくて、なんか、人間と、ものと、風景を等価として作りたい、みたいなところがちょっとある。そういう意味でも、人間の人間味をちょっと消してみたいという感じはちょっとあるかも。


僕は幸せですね。こういう出会いというのはなかなかないし。あそうか、こういう可能性もあるのか、という。いいものって、俳優を乗せてくれるというか、それが僕はうれしいんです。

俳優が濱田さんのつくった衣装を身にまとって楽しいと言ってるんです。ラベルをつけて、そう見えているんでしょ、というんじゃなくて、俳優が動いて、着て楽しいという状況は、結局、作品を強化すると僕は思っている。濱田さんの世界観の素晴らしさだけでなく、それを身につけた俳優の喜びも、多分考えてくださっている。演劇の衣装とかも、これからもどんどんやってほしいなと思います。




KAAT神奈川芸術劇場 プロデュース
舞台「ビビを見た!」
上演台本・演出:松井周
出演:岡山天音、石橋静河、樹里咲穂、久ヶ沢徹、瑛蓮、師岡広明ほか
7月4日(木)〜7月15日(月・祝)
会場:KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>
美術:杉山至
衣装:濱田明日香(THERIACA)
照明:Yoann Tivoli


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