「PARCOに憧れた世代なので、自分がPRを担当しているブランドがこんな風にお店をオープンすることができて嬉しいです」とは、今回初めてのショップをオープンすることになった「CINOH」のPRを担当するストローラーの鈴木貴之さん。
「いい意味で、PARCOさんらしいね!」と声をかけてくださったのは、ユナイテッドアローズ上級顧問の栗野宏文さん。「やりたかったことがいっぱい詰まってて、エネルギーを感じる」と話してくださった。
アップルコンピュータやダイソンなどのように、新生渋谷PARCOも“マーケティングしないで自分たちが本当に欲しいものをつくった”というとややおごって聞こえるかもしれないが、それでも、これから渋谷PARCOを訪問される方々に(やっぱり)ファッション、アート&カルチャー、エンターテインメント、フード、テクノロジーのどこかのポイントで1つでもワクワク感を感じてもらえたら、次のカルチャーに繋がっていくように思う。
日本初のNintendo TOKYOや初心者でも安心の新宿2丁目の人気店「Campy!bar」(朝5時まで営業)、昆虫食レストラン「米とサーカス」、レコードショップ「union record」などが揃う地下の“caos kitchen”、いくつかのフロアに設けられたインキュベーションスペース、Eスポーツのライブ中継スポット「価格.com GG Shibuya mobile esports cafe&bar」などなど、久しぶりに渋谷の街を訪れるきっかけとして利用していただきつつ、今後まだまだ続く渋谷の街の、さらには東京〜日本のカルチャーの情報発信の一端を担えますように。と思うのと同時に、次回の「定点観測」12月7日(土)が楽しみだ!
[取材・文/高野公三子(本誌編集長)]