1月中旬以降、オミクロン株の登場でたちまち全国の新規感染者数が10万人以上となり、東京もまん防(まん延防止等措置)が適用され、「第6波」のなか実施することになった2022年2月の定点観測。通常とは異なり、感染防止対策の一環として、「インタビューは1人15分=後日メールやチャット、電話などでフォローする」というスタイルで行いました。
ということで、2月のテーマは以下の3つ。
●ズームアップアイテム②: ベルテッドアウター
機能性×デザイン=多様な中綿入りアウターが男女に浸透!
ミリタリー/ワーク/アウトドアテイストのアウターがマストレンドに。
1月中旬以降、オミクロン株の登場でたちまち全国の新規感染者数が10万人以上となり、東京もまん防(まん延防止等措置)が適用され、「第6波」のなか実施することになった2022年2月の定点観測。通常とは異なり、感染防止対策の一環として、「インタビューは1人15分=後日メールやチャット、電話などでフォローする」というスタイルで行いました。
いつも通り、前日までのプレサーベイで決定した今回のメインテーマは、「男性/女性中綿入りのアウター」。今シーズンは、11月の男女ブルゾン、12月のモッズコート、1月のレザーアウターと、アイテムは多様なものの、全体的に見ると、メンズライクでミリタリーテイスト、ワークテイストのアウターが主流になっていることに改めて気づきます。
そんなワークテイストのアウターに加えておきたかったのが、寒さが厳しくなった年末から増えた「中綿入りアウター」でした。
きっかけは、もう10年くらい前より流行していたミリタリー系のアウターのキルティングになったライナーをアウターとして着用するスタイルでしょうか。アウトドアアイテムの人気や薄手のダウンジャケット類の人気と相まって、「薄手の中綿入り」のアイテムがバラエティ豊かになり、今シーズンは、さらに上品できれいめな中綿入りが、ある種の「素材」となり、多様なデザインとなってリリースされていることで、着用者も広がっています。
ポイントは、ダウンやフェザーだけでなく、インサレーションと呼ばれる保温・防寒のために天然~人工を問わずテクノロジーが駆使されたアウターが増えていることでしょう。一方、ここ数年一般化してきた古着から選ぶ20代も少なくなく、1点もので「人と被らない」ことをポイントとする価値観が再び浮上している点も注目されます。
「今日着ているkolorのアウターは、ショーで一番よくって、発売日に買いに行きました!kolorで初めて買ったアウターです。機能的で着まわしやすいところが気に入っています」という23歳会社員。下に着ているTHE NORTH FACE(ザノースフェイス)の下の方は使い回しできるなと思って購入したのだそう。
インタビューの詳細はこちらへ。
https://www.web-across.com/observe/p7l756000006pa7p.html
「ASCLO(エジュクロ)が好きで、ダウンが欲しくて買いました」というのは、20歳の大学生(男性)。着丈が短めでぴったりサイズのダウンがかっこいい、とここ数年続いていたビッグサイズシルエットのトレンドとは真逆のテイストを主張していました。ちなみに、ASCLOは人気韓国ブランド!
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https://www.web-across.com/observe/p7l756000006pb0d.html
「私生活で動物性のものを使わないようにしています。ダウンには鳥の羽が使われてますよね。そういうものはなるべく使いたくないので中身がコットン素材のものを選びました。いつも素材を見て購入します」と話してくれたのは、27歳のIT系の会社員の女性。素材はもちろんのこと、その生産背景など、新たに購入してもらうためには、情報開示が大切な時代になっています。
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https://www.web-across.com/observe/p7l756000006p9ol.html