2023年3月13日(月)16:00/渋谷パルコ 10F;commune
2023年秋冬でブランド設立10周年を迎える「SEVESKIG(セヴシグ)」。ウィメンズライン「アンディサイデッド((un)decided)」も加えた初めてのランウェイショーをフィジカルとバーチャルのミックススタイルで開催された。
今シーズン4回目となる同ブランドのデザイナー、長野剛識氏が影響を受けたというアニメーションとのコラボレーション。筒井康隆原作・今敏監督の『パプリカ(PAPRIKA)』か、モデルはさまざまなキャラクターがデザインされたリアルな服を着用し、観客は、「COCOAR」というスマホアプリをかざすと、3DCGで描かれたキャラクターなどがARにて表現され、スクリーンショットすることで共演した映像を手にすることができるという仕組みになっていた。
会場となった渋谷PARCO 10F/ルーフトップには合計約450名(!)ほどの人が集まり、ほぼ全員がスマホをかざしながらショーを鑑賞するというユニークな風景が展開された。
リアルとバーチャル、新しい身体体験はふつうはシンプルにワクワクするものだが、FPM(田中知之氏)による音楽は、ショーのオープニングからエピローグまで、“NO WAR”のメッセージも込められており、メタファーとして描かれていたものたちが一気に現実に引き寄せられ、その境界線が曖昧になっている「いま、ここ」が浮き彫りになった。
また、3月16日から、渋谷パルコ B1「QUATTRO LABO(クワトロ・ラボ)」にて、AR機能付きの限定グッズや、VFX(ビジュアル・エフェクツ)を再現したNFT特典の服などを扱う予定だ。
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・「PAPRIKA x SEVESKIG RADIO CLUB展」
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