企業と大学による共同研究や共同技術開発など、産学連携が進むなか、集英社の女性誌9誌と青山学院大学(以下、青学)という異色コラボによるイベント「WOMEN’S MAGAZINE in AOGAKU 2013」が3月9日(土)・10日(日)、青学・青山キャンパスにて行われた。入場は無料、自由入場制。主催・集英社、共催・青学のもと、編集者はもとより、学生事務局が設立され多くの青学生も運営に参加した。
集英社にとっては女性誌9誌が連合する大型イベントは史上初。同社発行の女性誌ラインナップは、10代をターゲットにした『Seventeen』を始め、『MORE』、『BAILA』、『Marisol』、50代向けの『éclat』まで幅広い。合計平均発行部数が204万部と、様々な世代の多くの読者に向け雑誌をつくってきたが、女性誌全誌でプロモーションを行ったことがなかったため、「集英社の女性誌」としてアピールをしようと考えた事がきっかけだという。
「雑誌はターゲットを絞ったメディアなので、ご自分が読んでいる雑誌以外はあまりご存知ないという読者が意外と多いんです。集英社の女性誌にはほかにも良いものがたくさんあるというのを伝えることも、9誌が連合する意義です」(集英社 第10編集部 部長/田中 恵さん)
一方の青学は、2013年4月から就学キャンパスが移行。相模原キャンパスに通っていた約7,000人の学生が青山キャンパスへと移り、新体制により約15,000人の学生が青山で学ぶことになった。このような転換期を控える青学と、イベントを考えていた集英社が2012年春頃に意気投合。異業種ではあるが、何かに出合ったり何かに刺激を受けて心が動いたりすることが成長に結びつく「学び」を提供しているという共通点に基づき、「学び」をコンセプトにした「WOMEN’S MAGAZINE in AOGAKU 2013/出会おう、あたらしい私 ~キャンパスが雑誌になる2日間~」を開催するに至った。