2月15日から井の頭通りの歩道が広くなった。といっても、これは、宇田川交番脇〜東急ハンズ前までの約200mを対象とした「井の頭通り・新しい道づくりのための道路実験」により設置された仮設歩道のこと。
きっかけは、昨年秋、東京都や渋谷区が、井の頭通りと公園通りを対象に「交通需要マネジメント実験」を実施したところ通行所要時間が半分に短縮。路上駐車が約6割減少する(!)などの効果がみられたことからだという。
「その後、公園通りは、追加実験が承認されていたんですが、井の頭通りでも試行して欲しいという住民連絡会からの強い要望により実現した“住民主導”の実験です」と渋谷区道路課計画係の廣瀬係長は話す。
計画案も住民から発案。集配や納品の日時調整や違法駐車車両へ移動の呼びかけなどを行う一方で、渋谷区がガードパイプで歩道を拡幅したり、暫定駐輪場を設置するなどバックアップしている。
また、渋谷エリアでは、C-modeや無線LANなど、企業によるさまざまな実験が行なわれているが、カーナビを活用した駐車場の誘導や屋上緑化など、自治体も積極的に実験を行うようになってきた。
井の頭通り・新しい道づくりのための道路実験
2002.02.28
その他|OTHERS
関連リンク
同じカテゴリの記事