五島プラネタリウム、その後。

五島プラネタリウム、その後。

レポート
2001.08.14
カルチャー|CULTURE

約40年以上も親しまれてきた五島プラネタリウムが惜しまれつつも閉館したのは、01年3月のこと。以来、新しくどんな施設に生まれ変わるのか、と期待が寄せられていたが、なんと内装・設備などを再利用した“ドーム型マルチシアター”として8月10日リ・スタ−トした。

初回の上映作品は「機動戦士ガンダム」の世界観を科学的に考証した注釈付きのハイブリッド映像作品『グリーンダイバーズ』。子供から大人までが楽しく学べる宇宙と科学をテーマにした約23分ほどの教養アニメーションで、運営は、東急グループの映像関連企業(株)イメージスタジオ109である。

今年に入り東急グループは、東急百貨店東横店屋上のフットサルコートや、渋谷駅構内の「ランキンランキン」など、遊休スペースを再活用した新規事業を続々とスタートしている。

この“再利用”という新基軸でのマーケティング戦略は、グランベリーモールやマークシティ、インフォスタワー、セルリアンタワーとそれぞれ郊外型や都心型の象徴的な大型商業施設の開発を経た今、古着や中古家具、中古車、リメイクといった時代感覚を反映しているようで興味深い。

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