「女子コレクティブ」の面々が集うのは年が明けてから初となった今回、冒頭は「お正月は何してた?」という話題で盛り上がった。とはいえ、メンバー一同、家でのんびりとした正月を過ごしたらしく、朝日に至っては「空を眺めてました」とのこと。にぎやかな女子たちのプライベートは、意外にも静かなようだ。そんな中、冒頭で一際注目を浴びたのが、ちゃんもも◎のイエローオレンジの髪色。なんでも季節ごとにテーマカラーを決めて、毎月色を変えているとか。のんびりとした正月を送った面々とは対照的に、お酒が好きというちゃんもも◎は、様々なメンバーと生活をともにする渋谷のシェアハウス「渋家」での新年会を楽しんだそうだ。
本編は「写真コレクティブ」「おしゃべりコレクティブ」「お悩みコレクティブ」の三部構成。まずは「写真コレクティブ」で、画面に大きく写された写真をもとにトークをスタート。
永原は年末に行われた音楽イベント「COUNTDOWN JAPAN 13/14」(以下:「CDJ」)出場時の写真を、南波は年末のNegiccoとのイベント時の写真を出し合い盛り上がった。ちゃんもも◎は永原が出演していた「CDJ」に足を運んだそうだ。
そのちゃんもも◎が公開したのは、扉に「立入禁止」という紙が貼られた写真。なんでも、ちゃんもも◎が生活している「渋家」では、年末年始にインフルエンザがまさにパンデミックのように流行し、3人ほどが同時感染してしまったそうで、感染拡大を防ぐべくインフルエンザにかかった居住者たちを「監禁」することになったとか。その中のひとりがちゃんもも◎で「新年早々7帖の狭い部屋に押し込められて過ごしました」と、大所帯シェアハウスならではの苦労を語った。
次のコーナー「おしゃべりコレクティブ」は、まさに「女子会」をテーマにしたこの番組にふさわしい内容。「もし芸能界に入っていなかったら」「バレンタイン」「ドラえもん」「ハロプロ」などなど、画面に映されたトークテーマの中から好きなテーマを選び、それについて語り合っていくというものだ。
特に盛り上がったのは「ハロプロ」。ちゃんもも◎は「いまハロプロしか応援したくない。日本のアイドルシーンのなかで、あまりよくないものが出てきても、ハロプロがいれば日本のアイドルは大丈夫」とアイドルに対する持論を述べ、ももクロの玉井詩織がイチ推しという木村も「今推すべきなのはハロプロ」と豪語する。ハロプロといえば、昨年「私たちが、今のモーニング娘。です。」といった広告が話題になったり、さらにauのCMにおいて、モーニング娘。'14に森三中の黒沢かずこと大島美幸が参加する「モリ娘。」が発表されたばかり。こういった流れとも相まって、ちゃんもも◎や木村の言葉は、2014年のモー娘。を中心としたハロプロの再ブレイクを占う予言となるのであろうか、今後の動向に注目したい。
また、「美容整形」というテーマではなんと、ちゃんもも◎が目と鼻を整形していることを衝撃告白(!)。「美容整形の社会的地位が低いから、自分からあえて公表していくことで、美容整形の社会的地位を上げていきたい」とその意図を語った。
最後は「お悩みコレクティブ」。毎回必ず行われているコーナーだが、今回は「女子コレメンバーはどこで服を買っていますか?」「初デートなどの特別な日のメイクのテクニックってありますか?」など、女子ならではのファッションの悩みが多く見られた。この手の質問に強いのは、やはり木村ミサ。木村が最近好きなブランドは「I am I」だそうで、「最近はペンシルスカートが流行っているので、それに短めのニットやタートルネックを合わせるとよい」とアドバイスした。また、初デートのメイクについては「今はすっぴん風メイクが流行っている」とコメント。朝日は「でも彼氏さんがギャル系が好きだったらそのときはまたいろいろありますよね」と、永原は「女の子は初デートでのメイクやファッションを気にするけど、意外と男の子は礼儀とか、そうでないところを見てるんじゃない?」と、それぞれのアドバイスを展開した。
今回で3回目となったこの番組。メンバーたちは「一緒にご飯に行こうって言っているのに、誰も予定を決めてくれないので行ってない」とのことだったが、壇上でおしゃべりしている風景は本当に“女子会”そのもの。それもあってか会場はいままで以上の大きな笑いに包まれていた。一層の盛り上がりを見せる「女子コレクティブ」。番組や当レポートを見て興味を持った方は、ぜひ直にその“女子会”ムードを体感しに2.5Dに足を運んでみてはいかがだろうか。
[取材/文:小原和也/弁慶(慶応大学大学院)/内野功太郎(横浜市立大学)]