2014年7月10日、“異ジャンルスーパー女子会”をコンセプトとするUstream番組「女子コレクティブ FINAL」が放送された。同番組は、「ファッション」と「音楽」という共通点を軸に様々な肩書きを持つ女子達がソーシャルTV局2.5Dに一同に会し、女の子たちの実態について熱く語り合うというもの。Vol.00から7回目の放送となる今回が最終回になる。
女子コレクティブVol.03~続報を待てッ!~レポート
オープニングでは、「あっという間!!」「最終回感が全然ないよ~」と、今回で最終回となることに実感が湧かないメンバー。恒例の近況報告では、木村がニューヨークへ行ってきたことやメンバーが最近観た映画(永原:『ブルー・ジャスミン』『青天の霹靂』、朝日:『スパイダーマン』、ちゃんもも◎:『ゼログラビティ』『タイピスト!』、木村:『グランド・ブタペスト・ホテル』)、そしてちゃんもも◎が座禅を組みに行ってきたことなど、“いつもどおり”の会話からスタートした。
最終回ということで、まずは女子コレvol.0〜vol.5までをスタッフセレクトで振り返る「振り返りコーナー」からスタート。過去6回行ってきた番組コーナーのなかからスタッフが選んだおもしろ場面を紹介した。
【おもしろ場面】
▼vol.0 ちゃんもも◎・朝日:ちゃんもも◎がアイドリングのファンだったことを告白したシーン
▼vol.1 朝日ドッキリ企画で、木村が朝日にドッキリを伝えるシーン
▼vol.2 朝日が撮ってきたお正月のプライベート写真にメンバーがツッコミを入れるシーン
▼vol.3 パウロ野仲によるタロット占いで永原の結婚運のなさを指摘されたシーン
▼vol.4 ちゃんもも◎が「バンドじゃないもん!」に加入、その経緯などを尋ねるシーン
▼vol.5 「5月病をふっ飛ばそう!」企画で行ったジェスチャーゲームで木村が意外な才能を開花させたシーン
メンバーは、「皆若い!」「最初の頃はまだ距離感あるね(笑)」「ちゃんもも◎の衣裳がどんどんレベルアップしている!」など、思い思いの感想をはさみながら振り返りを楽しんでいた。そして次のコーナーは、メンバーがいまどんな活動をしてるのか、そしてこれからどんな活動をしていくのかという「未来」を語るコーナーへ。
木村は、最近東京女子流のアルバム試聴会にゲスト出演し、7月19・20日にはサンフランシスコで「J-POP SUMMIT FESTIVAL 2014」に参加。また、昨年末から「HARAJUKU KAWAii!! STYLE」で始まったアイドルと対談をする「ミサラボ。」の連載にも勢力的に取り組んでおり、読モだけではなくより次世代アイドルの発掘・発信といった活動も行っていく予定だそうだ。
ちゃんもも◎は、7月14日に新宿で、今年メンバーとして加入したバンドじゃないもん!のライブ、そして8月29日には名古屋クラブクアトロでアーバンギャルドと嬢王蜂との3マンライブが行われるとのこと。また、個人の作家活動でも良い知らせができそうとのことで、更に活躍の場が広がりそうだ。
永原の発表に移ると、会場は暗転し、突然ミュージックビデオが流れた。それは、永原の所属するバンド「SEBASTIAN X」のMVで、なんと今秋エイベックスからメジャーデビューが決定したことが告げられた。メンバーから「今の心境は?」と聞かれると、永原は「色がしっかりしているアーティストさんばかりなので、そのなかでも自分たちの色を保ちながら頑張っていきたい」と語った。
朝日は、朝日個人のYouTubeチャンネル「朝日通信」を開設。「視聴者に元気になってもらえるようなポップな動画をいっぱいアップしていくので、気軽に視聴して欲しい」とのことだ。そこで早速アップされた動画を会場にいる皆で視聴し、全力で台風の注意喚起をする朝日(放送当日は台風上陸の前夜だった)に会場が笑いの渦に包まれた。
南波は、5月にDr.Usui((M)otocompo)、フレネシ、イラストレーター岸田メル、フォトグラファーJulie Wataiによるクリエイターズ・ユニット「xxx of WONDER(オブ・ワンダー)」の結成にともない、ミニアルバムの発売やミニライブといったグループとしての活動が始まったほか、個人ではPARCOのセール「グランバザール」のCMソング「パルコアラの歌」の担当や西武ドームでの始球式など、歌手としての活躍の幅がますます広がっていくようだ。9月13日(土)恵比寿ザ・ガーデンホールでの「YANO MUSIC FESTIVAL 2014」にも出演予定という。
ここで、最終回らしくメンバーからの手紙が読み上げられた。メンバーが共通して言っていたのは、「このメンバーで最初どうなるか全く予想がつかなかった」ということだ。しかしながら、回を重ねるごとにそれぞれが共通項を見つけ出したり、違いがあるからこそ新たな発見・関心・繋がりが生まれたことを全員が感じていたし、全部の回を取材していた我々も感じることが出来た。それは、メンバーがそれぞれの意外な一面、そしてそれぞれの持つ魅力を皆が共有していたことにもつながるだろう。
そして、メンバーから観覧者・視聴者への挨拶で番組は締められた。
★木村「いろんな活動をしていきたいし、カワイイカルチャーを世界に広げていきます!」
★ちゃんもも◎「女子コレじゃなきゃ会えなかった人がいっぱいいました!またどこかで会いましょう!」
★永原:「ここで出会ったのをきっかけにメンバーをこれからも応援していってください!」
★朝日:「最初は不安だったけれど、このメンバーだったからこそ楽しかったし、幸せでした。見てくれてありがとう!」
★南波:「これからも女子コレメンバーの応援よろしくお願いします!」
そしてなんと、最後の最後に「女子コレクティブ 2nd season」制作決定が告げられ会場がどよめいた。今回の「女子コレクティブ」で異ジャンルで活躍する女の子たちのパワーと団結力、そして異ジャンルゆえに起こる化学反応は期待値以上になることが判明したが、それを受けて、「女子コレクティブ 2nd season」がどのようにパワーアップして戻ってくるのか、期待したいところだ。
[取材/文:小原和也/弁慶(慶応大学大学院)/関根麻里恵(学習院大学大学院)/内野功太郎(横浜市立大学)]