浅井 隆
有限会社アップリンク 取締役社長
1955年4月18日大阪生まれ。血液型O型。
アップリンク主宰。プロデューサー
大阪府立池田高校卒業後上京し、74年、演劇実験室“天井桟敷”に入団。84年、寺山修司の他界による劇団解散まで舞台監督を務める。87年、有限会社アップリンクを設立。映画以外では、テレビ・ドキュメンタリー、連続テレビドラマ (CX『90日間トテナム・パブ』)などの演出をも手がける。95年、映画の上映、イベントなどを行うスペース、“アップリンク・ファクトリー”をオープン。99年には、BBCとの共同製作作品『愛の悪魔』(ジョン・メイブリィ監督、坂本龍一音楽)がカンヌ国際映画祭の「ある視点部門」に正式出品。2000年にはシューリー・チェン監督のJapanese Sci-fi Porn Future『I.K.U.』を製作。サンダンス映画祭を皮切りに世界中で20以上の映画祭で上映される。同年、中国の新鋭ロウ・イエ監督『ふたりの人魚』に製作出資。03年にはプロデュースした黒沢清監督の『アカルイミライ』が、カンヌ国際映画祭の"コンペティション"に出品され話題となる。
また、書籍・雑誌の出版も行ており、93年12月〜2000年3月まで、映画・音楽・アートなどを扱った隔月間誌『骰子(ダイス)』の刊行。書籍ではベストセラーとなった『マルコムX自伝』、『ロバート・メイプルソープ写真集』ティム・バートンの『オイスター・ボーイの憂鬱な死』『パティ・スミス完全版』などを発行する。
2005年5月に、渋谷区宇田川町にデジタル・シネマ“アップリンクX”と多目的イベントスペース。“アップリンク・ファクトリー”、“アップリンク・ギャラリー”そしてカフェ・レストラン“タベラ”を一カ所に集めた総合カルチャー・スペースをオープン。
最近の映画製作では手塚眞監督『ブラックキス』で共同プロデューサーを務め、矢崎仁司監督『ストロベリーショートケイクス』をプロデュース。またセルゲイ・ボドロフ監督『モンゴル』では日本サイドのプロデュースを担当。出版においてはマシュー・バーニーデザインによる『MATTHEW BARNEY : DRAWING RESTRAINT VOL.2』を編集、発行する。