カラフルなマカロン、ビターなチョコレート、様々なフレーバーのアイスクリーム…、スウィーツをモチーフにしたアクセサリーブランド「Q-pot.(キューポット)」。同ブランドが発足10周年を記念して、2012年9月9日、東京・青山にカフェ「Q-pot CAFE.(キューポットカフェ)」をオープンした。場所は、国道246号から一本入った「Q-pot.原宿本店」の斜め向かい。同ブランドのアクセサリーをそのまま再現したスウィーツが女性客に人気を呼んでいることから取材を行った。
「Q-pot.」は、デザイナーのワカマツ タダアキさん(現在35歳)が2002年にスタート。「スウィーツで世界中に笑顔の連鎖を広げたい」というコンセプトで展開される、身につける人もそれを見る人も楽しくなるようなポジティブアクセサリーは、国内だけでなく海外でも人気となっている。運営元は(株)グラム。
10周年を迎え顧客への感謝の気持ちを表したい、これまで培ったことを無駄にせず新しいことにチャレンジしたいという思いからカフェをオープン。ワカマツさん自身が、内装デザインを手がけ、アクセサリーをいかにスイーツで再現するかというメニュー創作を手掛けたという。
“そのむかしお屋敷だった建物を改装して建てられた”というテーマから、外観は重厚感ある佇まい。「Q-pot.」=何が飛び出すかわからない謎の壺という意味合いから、店内はQ(9)つのルームを設置。まずはテイクアウトがディスプレイに並ぶ「ホイップルーム」、長く白いテーブルが置かれた「ルリジューズルーム」、「ホイップストロベリールーム」が広がる。他にも「ビスケットルーム」などがあり、テーマに合わせた壁紙や什器が設置されていて、訪れる度に異なるルームに座ることも楽しみの1つになりそうだ。また、パウダールームのコンセプトは「トゥース」。小さくて見過ごしてしまいそうな小さな「マウスルーム」(ねずみ用の部屋)まであるから驚きだ。店舗は約60坪、席数41席。(シークレットルームを除く)
メニューはこれまで「Q-pot.」がアクセサリーにしてきたスウィーツを色や形をそのままに忠実に再現。3種類のプレートメニューで提供する。人気は「リングプレート」(ドリンクセット、1,600円)。2種のチョコレートと、プチクリーミーマカロン(全4種)又はプチカップケーキ(全4種)から1品を選べ、皿に描かれた手にリングとブレスレットのように盛り付けられ、見た目でも楽しませてくれる。