東京のストリートでは、2009年頃から、日によってさまざまな異なるテイストのファッションをコスプレ感覚で楽しむアラウンド90年生まれの「コスプレ系」が台頭している。そんな新しいムーブメントを象徴しているショップと言えるのが「キタコレビル」だろう。
高円寺にある「キタコレビル」は、築50年以上のバラック風の一軒家に5つのアパレルショップと2つのスナックが入居した物件である。個性的な古着やオリジナル、リメイク商品などを揃え、アラウンド90年生まれのおしゃれな若者に特に支持されていることは、以前弊誌でも紹介した。(過去の記事はこちらからご覧下さい)
その「キタコレビル」が、渋谷パルコPart1・地下1階のパルコ自主編集ショップ「once A month(ワンスアマンス)」に、2012年1月11日〜23日まで出店する。
今回は、「キタコレビル」に入居する「素人の乱はやとちり」「NINCOMPOOP CAPACITY(ニンカンプープキャパシティ)」「GARTER(ガーター)」「シークレットDOG」「ilil(イルイル)」の5店舗の商品に加え、アパレルブランド「途中でやめる」の商品も販売する。
「途中でやめる」は、山下陽光さん(34歳)がデザインを手がけるリメイクブランド。山下さんは2004年にブランドをスタートし、2005年には高円寺で古着店「素人の乱シランプリ」をオープンするが、服作りに専念するため2011年8月末に閉店。これまでに、オンラインショップ「パルコ・シティ」内「クリエイターズマンション」の期間限定ショップでの販売や、福岡パルコの「once A month」に出店しており、好評だったことから、今回の出店に至った。また、「PASS THE BATON(パスザバトン)表参道店」でも販売している。